ワーグナーは“人たらし”…

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 まずはベルベルト・フォン・カラヤン(1908~89年)の二枚の管弦楽曲集。ワーグナーを得意にし、『タンホイザー』以外の主要作品はすべて録音しているだけあって、ベルリン・フィルとの関係が最も良好だったこの時代の演奏には、そのエッセンスが凝縮されている。荒々しいまでの『さまよえるオランダ人』、『タンホイザー』の壮麗さ、陶酔的で美しい『トリスタンとイゾルデ』、カラヤンとベルリン・フィルが残した膨大な録音の中でもとりわけ印象的なものとなっている。

1.歌劇『リエンツィ』序曲
2.歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
3.歌劇『タンホイザー』序曲
4.歌劇『タンホイザー』バッカナール

 ワーグナー演奏でゲオルク・ショルティ(1912~97年)とウィーン・フィルの演奏を外すわけにはいかないだろう。なにしろ史上初めて『ニーベルンクの指輪』四部作全曲のスタジオ録音を完成したコンビなのだから。それとほぼ同じ時期に録音されたのがこのアルバムである。溌剌としたパワーに満ちた『さまよえるオランダ人』と『タンホイザー』の序曲は特に素晴らしい。後にシカゴ交響楽団を起用し、さらにパワフルなワーグナーを聴かせてくれたが、ウィーン・フィルの響きの方が厚みを感じられる。


(しみずたけと) 2025.7.28

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