2020.3.23 拓魂公苑を訪れて

風が強く花冷えの3月23日、拓魂公苑を訪れました。「拓魂」と刻まれた碑には可愛いお花が添えられて、毎年4月に行われる拓魂祭を前に、いつも誰かに見守られている観が有りました。開拓団ごとの団碑が周囲を取り巻いて義勇団の碑も多く有りました。国策の下に移民せざると得なかった、そして、させざるを得なかった親や肉親の気持ちを考えると国策のからくりに気づかなかったとは言えども言葉になりません。何事でも(今でも)過ぎると他人事で、顧みる事無く、寄り添っている如く団碑に名を並べています。

人は過ちを犯すものであるのなら、毅然とそれを背負って政権を担って行くべきです。 満蒙開拓団のあまりの多大な犠牲を知り、漠然と知っていて、知っているつもりになっていたことの情けなさに愕然でした。少しでも知ることが出来たことに!チャンスを下さったことに感謝です。   (N)

「満蒙開拓、背中あわせの被害と加害」
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