常軌を逸した狂気の同盟

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Roger Peetさんのイラスト・プラカード
セブンイレブンのネットプリント;予約番号=90037988 テロ国家;予約番号=11033051

 米国とイスラエルの両国が軍事力によるイラン攻撃をおこなった。体制転換を企図したものだという。米国政府は最高指導者ハメネイ氏が死んだと伝えているが、死んだのではなく、正しくは「殺害した」である。殺害したのは誰か。革命が起きたわけでもあるまいし、どこの国であっても人を殺めるのは犯罪のはずだ。現在のイランの体制が良いとは思わないが、他国が武力という手段で政権を交代させることが正しいとは思えない。イランの体制変革はイランの人々の手によって実現されるべきものである。

 今のイランの体制に苦しめられている人は数多い。それを救済するためだとしても、武力行使によって子どもを含む多数が死傷している。そもそも学校や病院、宗教施設に対する軍事攻撃は国際法違反だ。亡くなった子どもたちは「よりよい未来を築くための尊い犠牲になった」とでもうそぶくつもりだろうか。たとえ政権が倒れて抑圧体制がなくなったとしても、それよりも大きな憎悪が米国とイスラエルに向けられるだろう。なぜなら、子どもを失った―殺害された―親にとっては、抑圧体制は親と子が共に生きることだけは許してくれるものだったのに対し、攻撃は親から子どもを最も残酷な形で永遠に引き離す結果を生み出したわけであるから。近い将来、尊い犠牲を掲げて新たなジハードを志す者も出てくるに違いない。民衆が自らの手で打ち立てたものでない政体は長続きしないものだ。

 10年越しのベトナム戦争、1973年のチリ政変、最近ではベネズエラ大統領の誘拐、第二次大戦後に米国がおこなってきた戦争はいつも親米政権を打ち立てることが目的だった。親米国家であれば、それが軍事独裁政権であろうが、非民主的な抑圧政権だろうが、それを支援し、親米でなければ反政府側を支援して政権転覆を目指す。支援とは、資金の提供、武器と軍事訓練の供与、米軍プレゼンスによる威圧、さらには直接的な武力行使も含まれる。それが米国の世界戦略の実体だ。

 しかし、ベトナム戦争は多数の自国兵士と経済的損失を出したあげくに失敗。アフガニスタンでは、一度は崩壊したタリバン政権が復活した。米軍の攻撃で国土は荒廃、家族や友人を失い、成立した米国の傀儡であるカルザイ政権への反発が「帰ってこい、タリバン」につながった面もある。ありもしない大量破壊兵器を“差し迫った脅威”と喧伝することで始めたイラク戦争は、独裁者フセインを倒したものの、その後の混乱から現出したのがイスラム国(IS)だった。民衆自らの手で築き上げた社会であることの重要性は、まさにそこにある。

 なぜそうまでして米国は親米政権樹立にこだわるのか。そこが資源の供給地になり、米国の市場になるからである。資本主義システムというのは、経済活動が政治に働きかけ、政治が経済活動を可能にするという二人三脚なのだ。米国は、民主主義国であるというよりは、資本主義の帝国であると認識すべきであろう。

 1973年にチリで起きたクーデターで、米国は陰でピノチェトを支援するという黒子に徹していた。そのあまりにもあからさまやり口は、誰の目にもピノチェト将軍とニクソン大統領の二人羽織だとわかるものだが、いちおう間接的なスタイルを装ってはいた。直接行動に出なかったのはベトナムの教訓であろうか。しかしその後の湾岸戦争、アフガニスタン侵攻、イラク戦争では米軍による直接的な武力行使が平然とおこなわれるようになり、つい最近ではイランの核施設攻撃、武力を使ったベネズエラ大統領誘拐、そして今回のさらなるイラン攻撃と、国際法を無視した完全にタガのはずれた様相を見せている。これはトランプ政権だからなのか、それとも米国が本質的にそういう国であるからなのか。

 米国の世界戦略が、けっきょくは世界を混乱に陥れている。そのことに気づかないのだろうか。それとも自国ファーストのもと、こうした確信犯的な政策をあえてとっているのであろうか。もしかしたら、あの国で成功した例が世界中で通用すると勘違いしているのかもしれない。そうだとしたら笑止千万である。

 あの国とは、かつて鬼畜米英を叫び、米国と大戦争を繰り広げた国のことである。戦争に敗れると、上から下まで米国礼賛者へと早変わりした。子どもたちは「ギブ・ミー・チョコレート」と叫んで占領軍―あの国では進駐軍と呼んだのだが―のジープを追いかけた。子どもたちだけではない。同じようにして、戦犯容疑者は首相にまで上り詰めた。以来80年、米国の属領にされながらも嬉々として追従するありさまだ。米国にしてみれば、時代遅れの巡航ミサイル(トマホーク)を“大人買い”してくれ、家賃タダ、光熱費タダ、電話料金も高速道路も無料、下宿人の犯罪に対しても寛容という気のいい“大家さん”なのだから、こんなありがたい国はない。

 だが、あの国は例外的な存在である。あのような国は他にない。アフガニスタンやイラクの人々はあれほど卑屈ではない。だからこそタリバンが復権し、イスラム国が出現してしまったのだ。世界中があの国のようになるなど、妄想もはなはだしい。そしてあの国だって、いつまでも今のままでいるかはわからない。いつか目覚めるときが来るかもしれない。そうならないよう、属領の統治を任されたリーダーはメディアを操作し、教育に介入しているわけだが、人間のやることに完全はない。破綻して真相が白日の下に曝されたとき、いったいどうなることだろう。

 パレスチナ、とりわけガザに対するイスラエルの暴虐な政策は米国との連携あってこそのものである。私は米国とイスラエルの関係を“常軌を逸した狂気の同盟”と呼ぶ。これに加わって悪の枢軸を形成しようとするのはどの国か。もしやあの国か。王様トランプに抱き寄せられてはしゃぐ“外国の代理人”を思うと、あながち的外れではないかもしれない。


(しみずたけと) 2026.3.1

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怒りのロッカー

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Through the winter’s ice and cold
Down Nicollet Avenue
A city aflame fought fire and ice
‘Neath an occupier’s boots
KingTrump’s private army from the DHS
Guns belted to their coats
Came to Minneapolis to enforce the law
Or so their story goes
Against smoke and rubber bullets
By the dawn’s early light
Citizens stood for justice
Their voices ringing through the night
And there were bloody footprints
Where mercy should have stood
And two dead left to die on snow-filled streets  
Alex Pretti and Renee Good

冬の氷と寒気の中
ニコレット街を下り
町は炎と氷に立ち向かった
占領者たちのブーツ下
王様気取りのトランプの私兵
銃を引っ提げたDHSが (*1)
法の執行と称してやって来た
奴らの言い分がそれだ
煙とゴム弾に抗い
夜明け前の薄明かりで
正義のため立ち上がった市民たち
その声は夜通し響いた
そこに血の足跡
寛容があるはずのところ
雪道に残されたのは二つの骸
アレックス・プレティとルネ・グッド


Oh our Minneapolis, I hear your voice
Singing through the bloody mist
We’ll take our stand for this land
And the stranger in our midst
Here in our home they killed and roamed
In the winter of ’26
We’ll remember the names of those who died
On the streets of Minneapolis

おゝミネアポリスよ、おまえの声が聞こえる
血まみれの霧を通して歌いながら
この国のために立ち上がろう
俺たちの間の異邦人のためにも
奴らは俺らの町をうろつき人を殺めたんだ
2026年の冬のこと
二人のことを忘れまい
ミネアポリスの通り


Trump’s federal thugs beat up on
His face and his chest
Then we heard the gunshots
And Alex Pretti lay in the snow, dead
Their claim was self defense, sir
Just don’t believe your eyes
It’s our blood and bones
And these whistles and phones
Against Miller and Noem’s dirty lies

トランプ連邦の悪党どもが
二人の顔と胸を殴打した
銃声が聞こえ
アレックス・プレティは雪の中に倒れ、息絶えた
奴らが言うには正当防衛だとさ
自分の目を信じるなってことかい
そりゃ俺たちの血と骨だぜ
ミラーとノームの汚い嘘への (*2)
口笛と電話も信じるなってことかい


Oh our Minneapolis, I hear your voice
Crying through the bloody mist
We’ll remember the names of those who died
On the streets of Minneapolis

おゝミネアポリスよ、おまえの声が聞こえる
血まみれの霧を通して泣きながら
二人のことを忘れまい
ミネアポリスの通り


Now they say they’re here to uphold the law
But they trample on our rights
If your skin is black or brown my friend
You can be questioned or deported on sight

法を守るために来たと奴らはほざく
踏みにじるのは俺たちの権利
あんたの肌の色が黒や茶だと
尋問され立ち退かされるのがオチ


In chants of ICE out now ICE
Our city’s heart and soul persists
Through broken glass and bloody tears
On the streets of Minneapolis

ICEは出ていけの叫びの中 (*3)
町の心も魂もまだ生きている
割れたガラスや血の涙を通して
ミネアポリスの通り


Oh our Minneapolis, I hear your voice
Singing through the bloody mist
Here in our home they killed and roamed
In the winter of ’26
We’ll take our stand for this land
And the stranger in our midst
We’ll remember the names of those who died
On the streets of Minneapolis
We’ll remember the names of those who died
On the streets of Minneapolis

おゝミネアポリスよ、おまえの声が聞こえる
血まみれの霧を通して歌いながら

奴らは俺らの町をうろつき人を殺めたんだ
2026年の冬のこと
この国のために立ち上がろう
俺たちの間の異邦人のためにも
二人のことを忘れまい
ミネアポリスの通り
二人のことを忘れまい
ミネアポリスの通り

*1 DHS=国土安全保障省
*2 スティーブン・ミラー、第二次トランプ政権の大統領次席補佐官
  クリスティ・ノーム、第二次トランプ政権の国土安全保障長官
*3 ICE=移民・税関捜査局


::: C D :::

1)Bruce Springsteen/We Shall Overcome: The Seeger Sessions (2006)

収録曲
1.Old Dan Tucker
2.Jesse James
3.Mrs. McGrath
4.O Mary Don’t You Weep
5.John Henry
6.Erie Canal
7.Jacob’s Ladder
8.My Oklahoma Home
9.Eyes on the Prize
10.Shenandoah
11.Pay Me My Money Down
12.We Shall Overcome
13.Froggie Went A-Courtin
14.Buffalo Gals
15.How Can I Keep from Singing?
16.How Can a Poor Man Stand Such Times and Live?
17.Bring ‘Em Home
18.American Land


2)Bruce Springsteen/Live in Dublin (2007)

収録曲
CD 1
1.Atlantic City
2.Old Dan Tucker
3.Eyes on the Prize
4.Jesse James
5.Further On (Up The Road)
6.O Mary Don’t You Weep
7.Erie Canal
8.If I Should Fall Behind
9.My Oklahoma Home
10.Highway Patrolman
11.Mrs. McGrath
12.How Can a Poor Man Stand Such Times and Live?
13.Jacob’s Ladder

収録曲
CD 2
1.Long Time Comin
2.Open All Night
3.Pay Me My Money Down
4.Growin’ Up
5.When The Saints Go Marching In
6.This Little Light Of Mine
7.American Land
8.Blinded By The Light
9.Love Of The Common People (duet with Curtis King Jr.)
10.We Shall Overcome


(しみずたけと) 2026.2.22

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平和のための活動案内

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京王堀之内駅頭宣伝
スタンディング
別所憲法9条の会の独自活動

次回の駅頭宣伝
2026年3月13日(金曜日)に行います。
10:00~11:00
この時間の間、都合の良い時間にご参加ください。

●非核三原則見直しNO!
●大軍拡、戦争への道反対

改憲させない・9条守ろう!
戦争はだめだ!


 

とめよう原発 3.7全国集会

2026年3月7日(土)

11:00 ブース出店開始
12:30 オープニングライブ スタート
13:00 開会 メインステージ
 メインスピーチ:長谷川公一(盛岡大学)
 フクシマの現状と課題:武藤類子
 リレースピーチ
14:30 パレード出発

場所:
代々木公園B地区(けやき並木 野外ステージ)

JR 山手線「原宿駅」
東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」および「代々木公園駅」
小田急線「代々木八幡駅」


 

NO WAR 八王子アクション

憲法九条を世界に!
ウクライナに平和を!
金権腐敗の自民党政治さようなら!
日本政府も核兵器禁止条約に参加を!

2026年3月15日(日)
JR八王子駅北口
13:30~ オープニングコンサート
14:00~15:00 集会
15:30~ パレード

税金はくらしの拡充に
戦争準備の軍拡は中止して
憲法、平和、いのち、くらしを守る政治への転換を!


戦争させない・9条壊すな!
総がかり行動実行委員会
行動予定

毎月19日行動
スパイ防止法は現代の治安維持法!

2026年3月19日(木) 18:30~
場所:衆議院第2議員会館前



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(こじま)

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ダッガ:ガザ風トマトの辛みソース

 

材 料(2~3人分)

  • にんにく 2片
  • 青唐辛子(粗みじん)2本ほど
  • 生ディル(みじん切り)1/4カップ(約10g)
  • 完熟トマト(粗みじん)中2個
  • 塩 小さじ 1/2
  • オリーブオイル 大さじ2

1)すり鉢か乳鉢ににんにくと塩を入れ、すりつぶしてペースト状にする。青唐辛子を加え、なめらかになるまですりつぶし、ディルを加える。ディルの香りがたつまで円を描くようにやさしく混ぜる。

著者 ライラー・エル=ハッダード、マギー・シュミット
訳者4名、岡 真理 (監修)
出版 オレンジページ
※本書は2016年にアメリカで出版された『The Gaza Kitchen: A Palestinian Culinary Journey』の第3版(2021年刊)の日本語翻訳版です。


(こじま) 2026.2.12

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