2020年2月の例会報告:満蒙開拓団・背中あわせの被害と加害

「満蒙開拓団・背中あわせの被害と加害」として清水さんから、一部DVD上映も交えたリアルで詳細なお話を伺い、改めて満蒙開拓団の実情を学びました。何故、このような政策がなされ、どのような組織で進められ、人々はどのように行動したのか?

満州原住民の多数が土地を奪われ、生活が奪われる中で、抗議の武装蜂起などが起り、関東軍が弾圧した。開拓民も病気や栄養失調などで約8万人が死亡。終戦後の引き上げ逃避時の苦難や集団自殺など、双方に甚大な被害を生み出した政策だった。

中国の人たちや又アジアの人々にどれほどの被害をもたらしたのか等、改めて学ぶことも多い内容でした。

日本近・現代秀作短編劇企画演出の川和孝さんが参加され、自身の戦中体験を交えながら、天皇制教育を受けた実体験からその怖さなどについても話され 「戦争は絶対にやってはいけない」と締めくくられました。