10月例会報告

例会: 2020年10月31日(土)

10月例会ではジャーナリストの末浪靖司さんを迎え、講演を聞きその後、質疑・意見交換を行いました。

講演のテーマは「米中対立をどう見るか?そして日本は?」

★今なぜ米中関係を学ぶのか?米中関係が日本の平和や安全に大きく関与している事実を学ぼう。
★アメリカ国内には中国製品があふれ人材も大規模に交流
★米中は、経済と重要な国際問題で利害を共有している
★米中は戦争するのか?ぎりぎりの緊張関係で避けるだろう

★米中関係から日本の問題を考える
・尖閣問題を利用して自衛隊を増強し、米製の武器の爆買いをし、防衛白書などで中国からの脅威をあおる日本政府
・中国各地に日本企業が進出しており、最大の貿易相手国
・自衛隊が米軍とともに戦争するために敵基地攻撃論などが打ち出され、改憲を強行しようとするが、平和的が外交政策を求めようなど幅広い内容のお話でした。

質疑では、
★なぜ政府は戦争したがるのか?
★中国の新自由主義経済での経済力は? アメリカとの関係は?
★日本と中国の関係は? 戦争することがあるのか? など、たくさんの質問や意見が出されました。

☆次回の例会で内容を深めたいと思います。可能な方は動画をご覧下さい。

動画配信中

 今回10月例会の末浪靖司さんの講演と質疑、意見交換の録画を公開しています。下記にアクセスしてご覧ください。
https://bessho9.info#suenami

新しい視野に導かれる良い講演でした。ぜひともご覧ください。

10月例会の講師(末浪さん)から届きました。

 あの話も伝えたい、この話も知ってほしいと欲張り、話があちこち飛んで聞きつらかったと思われます。お許しください。 今回の学習会がとりわけ良かったのは多くの方が発言され問題を出してくださったことです。皆さまの別所9条憲法の会の様子を拝見して、憲法を70数年間にわたって守ることができている理由がわかる気がしました。皆さんにお会い出来たことがありがたく、今後もお付き合いできるとうれしいです。

「10月例会報告」への1件のフィードバック

  1. 米国と中国は似た者同士ということが良くわかりました。日本は、中国とは2000年の関係があり、米国とは戦後ベッタリの、植民地と宗主国かと見まごうような関係で来たにもかかわらず、どちらのこともきちんとわかっていないようです。これでは適切な日中関係も日米関係も築けません。

    世界を、米国内を分断した「悪夢のような」トランプ政権が終わります。バイデン氏は、トランプみたいな武器の押し売りはしないでしょうが、今度の米政権は日本にとって生易しい相手ではないはず。副大統領になるハリス氏は女性であり、法律家であり、アジア系(インド)であり、アフリカ系です。そういう人物が登用されたということから、米国の人権意識の高さを感じるわけです。日本社会の女性や外国人への差別に対して厳しい目が向けられるでしょう。中国の香港、チベット、ウィグルへの対応についても同じことがいえます。

    末浪先生から、米国の対中・対日政策が今後どうなるかを聞きたいところ。2回目の講演会を期待しています。

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