2019年9月例会から

  • 韓国と世界の歴史経過を一覧表に
  • 韓国は「敵」なのか
  • 韓国文在寅政権と安倍政権―対立の背景にあるもの

☆植民地支配と過去清算をめぐる日韓関係年表(週刊金曜日から)などその他徴用工問題や韓国併合以来の日韓関係・日本政府の対応などに関する、新聞の切抜きコピー等多くの資料が届けられました。

例会ではまず、今日の日韓問題などに関して、意見や質問などを自由に出していただき、その内容についての資料提供者に説明をお願いして議論しました。

1965年の日韓基本条約についての安倍発言の問題点、日韓併合を教科書がどのように伝え、その後の植民地政策についてもどのように記されてきたのか?

歴史をゆがめる教科書が大きな問題

日本人の戦争観は、被害者意識が大きく、加害者意識の欠如が問題。日本が何をしてきたのかをもっとしっかりと学び伝えることが今とても大切。

憲法で記される基本的人権は、すべての国の人々の人権を尊重する事、天皇の戦争責任問題などなど時間が無くなり次回も継続することになりました。

2019年7月例会から

第25回参議院議員選挙の投票日の翌日の例会でした。

(1) 参議院選挙結果を受けて、これからを考える

(2) 安倍政権の「働き方改革」をどう見る?をテーマに開催しました。

まず最初に、世界民主主義ランキングの高い国の多くの選挙制度は比例制であることなど、選挙制度についての紹介がされました。

選挙結果については

☆9条の会も参加して実現した32の一人区での野党統一は、10選挙区で議席を獲得し、改憲勢力3分の2を割ることが出来た。

☆しかし、参議院の改憲勢力の議席が2/3を割り込んだにも拘わらず、安倍首相は、「改憲議論を進めることを支持された」と声明を出した。

☆今後9条の会は3000万署名をさらに進めると共に、『市民連合と5野党・会派の「共通政策」』を基礎に、野党連合政権を作る方向に進むということが大切だ。

☆この選挙を通じて若い世代が注目され、体験を含めてその現況が報告された。(投票率は全体で48.8%だったが、18、19才は31.3%だったという。)

☆「れいわ新撰組」の選挙方法について評価が話し合われた。投票へ向かわせる多様な工夫の積極面と、ポピュリズムではないかという指摘も。

働き方改革については、時間不足の為報告のみで意見交換は出来ませんでした。

2019年6月例会から

6月14日に八王子労政会館にて開催されました、浜矩子さんの講演を聞いた方からの報告です。要旨のみ掲載します。

要旨: 安倍首相の政治は戦後レジーム(現憲法の体制)を否定し、憲法を改正して21世紀版大日本帝国を目指すものであり、アホノミクスもそのための手段である。日本国憲法は時代遅れというが、日本の憲法こそグローバル化した21世紀の生き方を先取りした憲法である。アベ政治は第1次政権以来、脱戦後レジームで一貫しており、騙されてはいけない。アホノミクスは人々の生活を良くするためのものではなく、軍事大国を作るためのものである。アベ政治は闇であり、わたしたち憲法を大切にする側は光である。光は必ず闇に勝つので、共に粘り強くがんばりましょう。

2015年 笹川平和財団米国主催の第2回安全保障フォーラムでの安倍晋三首相のスピーチ全文 (とだ9条の会ブログ 2016年)