カレーのレシピ

カレーがたくさんできたので、おすそわけしたら、レシピを教えてほしいと言われました。うーん、いつもテキトーに作っているので、レシピなんてものはないんだけどなー。うーん、何かひねり出すしかない。ちょっと不親切なレシピになってしまいそう。申し訳ない。

レシピは普通、材料、分量、下準備をリストにして冒頭に載せると思うけど、材料はリストアップするものの、その他は文中に書き入れていくようにしようと思います。

材料は以下です。分量はすべてお好みです。と言われても困るとおっしゃるかもですが。

※【基本の香辛料、【香辛料(お好みで)の欄は追加・変更することがあります。

※香辛料はパウダー状が使いやすい。

※香辛料たくさんで、エーィめんどー! だけど、出来合いのカレールウは辛すぎるというかたには、甘口カレールウにクミン、ナツメッグ、シナモンあたりを追加するだけでもよいかもしれません。

※ガラムマサラは上記の香辛料の内の数種類をミックスしたものなので、ガラムマサラだけを用いてもカレー風味は出ると思います。(ターメリックも必要です。おいしそうなカレーの色になります。)ただし、ガラムマサラは比較的値段が高いものです。また、ガラムマサラは配膳の直前に香りを立たせるために振り入れるものだとも言われていますから、別物と考えることもできます。(ミルク紅茶に耳かき2杯ほども入れると、おいしいマサラティーになります。)

※市販のコンソメを好まないかたは無しで。肉類とトマトから出る旨味に期待します。

※セロリは、あれば、入れたほうがおいしくなると思います。

※お好みで、ココナッツミルクを入れるのもありかな。白っぽいカレーになります。エビ、コリアンダー(=パクチー=シラントロ)と合わせればタイ風の味です。

以下、手順です。

フライパンと深鍋(あれば保温鍋が楽ちんです)を準備する。ふたつ使うのが面倒なかたは厚手の鍋ひとつで。

肉類に軽く塩コショウし、小麦粉をまぶしておく。

フライパンに油を入れ、まだぬるいときにニンニク(みじん切り)を入れて香りを移す。(油が熱くないほうが香りが移りやすいと言われているため、それを信じるならば。)


油が熱くなったら、肉類を入れ、表面の色が変わるまで炒め、料理用ワインなどの酒類を入れ、アルコールを飛ばす。深鍋に移す。(魚や貝の場合は別の皿に取り出しておく。)水をひたひたに入れて煮始める。

再度、フライパンに油を熱し、玉ねぎ(中2個くらいを薄切り)を炒める。焦げ茶色になるまで十分に炒めてもよいけれど、時間を節約するために薄茶色くらいで終える。

小麦粉をまんべんなく振り入れて炒める。深鍋に移して肉類とともに煮る。

にんじんなどの煮崩れしない野菜を切って深鍋に入れる。野菜は好きな大きさに切ればよいと思います。大きめに切ると、味が中に閉じ込められておいしくなり、見栄えも良いけれど、細かめのほうが食感が好きな人もいるし、急いでいるときは早く煮える。


野菜は炒めてから煮る方法もあります。先に炒めると、材料の旨味が中に閉じ込められると聞きます。わたしは炒めることが多いです。お好みの方法で。

さて、続きです。ベイリーフとコンソメ、水煮トマト(1カップくらい)入れる。あれば、刻んだドライトマトも入れる。煮立ったら、弱火にする。アクを取る。鍋の蓋をする。スネ肉などの固い肉の場合は時間をかけて煮る。

保温鍋を使う場合は10分ほどごく弱火で煮て、1時間ほど保温状態にする。固い肉のゴロゴロ切りを使う場合は20分ほどもごく弱火で煮て、数時間、保温状態に置く。肉がやわらかくなるようにそれぞれ時間を調節する。

肉がやわらかくなったら、香辛料を加えてさらに煮る。塩も加えて味を整える。


玉ねぎは形がなくなるまで煮るのも良いし、そこまで煮なくともかまいません。

香辛料はそれぞれ小さじ半分ほどで始め、あとはお好みで足してください。チリパウダー(カイエンヌなど)は辛みなので、始めはほんの少量で。のちに調節してください。色付けのターメリックとカレーの香りのクミンは多めに入れると良いと思います。

ナスやかぼちゃなどの柔らかい野菜事前に炒めたり、蒸したりして、火が通してあれば、中に入れなくてトッピングにしても良さそうです。じゃがいもも、煮崩れしないように、肉がやわらかくなったのちに適当なタイミングで入れてください。

炒めた魚やエビはさらにあとに入れてください。入れたら、強火では煮ないでくださいね。カレーを盛りつけたあとのトッピングにしても良いと思います。

全体量が少ないときは水を足して煮ますが、とろみ具合を見ながら調節してください。とろみが足りないときは小麦粉をお湯で練って(または炒めてから湯で溶いて)、少しずつ足して煮ます。ただし、たくさん入れすぎると、白っぽいカレーになるので、注意。

すべての野菜がやわらかくなって、香辛料の味が落ち着いたら、できあがりです。食べるまでに3時間ほど置くことができれば味がかなり落ち着きます。一晩置くと、さらに味が深まります。

以上です。ほんとにいい加減な説明で申しわけありません。それでも、おいしいカレーを作ってくださいね。


Ak. 2023.2.4

サヘル・ローズのなすと鶏肉のトマト煮込み

一年ほど前、2021年5月に生協が配信したネット番組でサヘルさんともうひとりJIM-NETの方がそれぞれイランとイラクの料理を披露してくれました。こういう料理に目のないわたしは早速サヘルさんのなすと鶏肉のトマト煮込みを作ってみましたよ。

材料には特に手にはいりにくいものはなく、煮込み物とは別個にナスを挙げておくのがわずか手間なだけの料理です。地中海沿岸の国々の料理とほぼ同じで、ターメリックを入れるところだけが違うかなーというもの。

番組で配布されたレシピを載せます。ぜひ、ぜひ、作ってみてくださいね。

レシピ
鶏肉は300gほどで作りました。これで3人前くらいかな。トマトピューレは手持ちがなかったので、水煮を使いました。ナスはフライパンに幾分多めの油を入れて、揚げ焼きにしました。イランでは香辛料をもっといろいろな種類入れるんじゃないかなと思ったり。鶏肉じゃない肉も使うかなと。

JIM-NETは湾岸戦争後にイラクで増えた小児がんの治療に、日本が蓄積してきた医療を提供しようと活動している団体です。イラク自身で十分な治療を施すことを可能にするのが最終目標です。

配信された番組はアーカイブはありませんので、残念ながら、見ることはかないません。


Ak. 2022.4.27

おいしいキムチの話し

このブログの「おいしいもの」カテゴリーに掲載するにふさわしい、とてもおいしいキムチを紹介します。2カ月に一回頒布会が開催されています。宅配便で受け取ることができます。

頒布会は「誰もが共に生きる埼玉県を目指し、埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会」が開催しています。

埼愛キムチのサイトへ
https://tomoni-saitama-koreanschool.org/category/support/kimchi/

レシピ

レシピを紹介しますね。紹介者から「ちょっとない美味しさ」と言われました! うわーッ!

カリカリに炒めたぶた肉と蒸しキャベツ、キムチとのバランスがとてもおいしいのだそう。

『コウケンテツ流“家飲み”ごはん ―おかずにも、おつまみにもイケるメニュー104!―』オレンジページ 2012年 ISBN 978-4-87303-828-5 838円

このファイルを開くと印刷できます。

レシピの推薦をお待ちします。どうぞ、よろしく!

ゼリャニッツァもどき

zeljanica, Bosnian Food ボスニア料理

  

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、名前はしばしば耳にするけれど、バルカン半島にあって内紛が続いた国、民族浄化と称す虐殺やレイプが行われた場所、民族と宗教が複雑でわたしには理解が難しい国、という漠然としたイメージしか持っていない。

どんな人たちが暮らしているのだろう、どんな人たちが政治に翻弄されて苦労して来たのだろう。どんなところに住み、どんなものを食べ、装い、どんなことに日々の楽しみを見いだしているのだろう。

ボスニア料理なるジャンルがあるのか、検索してみた。ふむふむ…なるほど、旅行をしていろいろ食べてみた人、世界の料理を探求している料理家、在ボスニア・ヘルツェゴヴィナ日本国大使館、日本の国際交流組織がボスニア料理を紹介している。

その中で、簡単に作れそうな一品にトライしてみた。手に入りにくい食材や、単にうちに買い置きがなかったという理由から、相当シンプルに仕上がってしまったので、「ゼリャニッツァもどき」と呼ぼう。ゼリャニッツァ、舌がもつれそうだ。

上の写真は、天板ごとオーブン・トースターから取り出したばかりの状態。

ネットで見たところ、パイ皮には「フィロ」というものを作るか購入するらしい。それは手に入るわけもないので、冷凍のパイシートを使った。そして、ほんとうはリコッタ・チーズ、フェタ・チーズ、サワークリームを入れるとのこと。残念ながらこのどれもないので、単にクリームチーズを用いた。酸味を加えるためにレモン汁を少しだけ入れてみた。また、ほうれん草もなかったので、代わりにモロヘイヤを茹でた。

材料(3人前くらい)
  • パイシート 2枚 (1辺が21センチの正方形を使った)
  • クリームチーズ 100g前後
  • 卵 1個 (入れても入れなくても)
  • ニンニク 1片(すりおろしか、みじん切り)
  • ほうれん草(さっと茹でて切る)
  • 塩・こしょう 少々
  • 好みで香辛料(クミンとカルダモンのパウダーを入れてみた)
作り方
  1. ほうれん草はさっと茹でて切っておく(モロヘイヤを使った)。
  2. 具の材料の、クリームチーズ、卵、ニンニクすりおろし、ほうれん草、塩コショウを合わせる。
  3. 焼き型にパイシートを一枚敷く。
  4. パイシートにクリームチーズとほうれん草の具を塗りつける。
  5. もう一枚のパイシートをかぶせる。(本物はこれを繰り返して層にするらしい。)
  6. 所々ナイフをいれて空気穴を作る。(空気穴は作らなかった。)
  7. オーブンなら180℃で、オーブントースターなら高温できつね色になるまで焼く。10分~20分くらいか。

さて、お味はどうだった? 「もどき」版だったから、材料から予想されたとおりの味だった。でも、これ好きなんだ!!

皮は市販のものを使ったけど、気力があれば、自分で作ったほうがおいしいはず。

オリジナルの材料と作り方は以下のURLにてごらんになれます。

https://plaza.rakuten.co.jp/tenukineko/2009/


Ak.  2021.8.22

桃とスモークサーモンの冷製パスタ

毎年来る8月の日、夏メニュー「桃とスモークサーモンの冷製パスタ」というのを目にした。そりゃあ、おいしそうだ!!と作ってみることにした。材料はかなりシンプル、作り方もかなりシンプル、それでもなお、おいしそう。

レシピを紹介しましょう。

材料(一人前)

  • パスタ(カッペリーニなどの細いもの、好みの太さで)普通量は70g
  • スモークサーモン(お好みの量、30gあたりか)
  • 桃 1/2個 (これもお好みの量)
  • トマト 1/2個 (これもお好みの量)
  • オリーブオイル 10cc(少々という感じ)
  • にんにくみじん切り 1/2片
  • レモン汁 少々
  • 塩、こしょう
  • バジル 1枚 (お好きなだけどうぞ)

作り方

  1. 桃は飾り付け用にくし切り2〜3切れ残し、ざく切りにする。トマトもざく切り。
  2. ボールに、ざく切りにした桃、トマト、オリーブオイル、塩こしょう、レモン汁、にんにくを入れ混ぜ合わせる。それを冷蔵庫で冷やしておく。
  3. 茹で上げたパスタを水で締め、ザルで水気をしっかり切ってさきほどのソースと混ぜ合わせる。
  4. お皿に盛り付け、仕上げにサーモン、くし切りにした桃、バジルを乗せる。
  5. 盛り付けでは、箸かトングで麺を束にとって渦巻き状に立体的に盛ると見栄えが良くなる。
  • スモークサーモンを使わないで、お刺身用の鮭や白身魚、エビにしてもおいしい。モッツァレラチーズを合わせてもいい。

上の写真はスモークサーモンを乗せる前に撮ってしまった。シマッタ、シマッタ! もちろん、このあと、サーモンを乗せて食べた。味は材料から想像されるとおりで、桃の甘みが何とも言えずいい! 美味~。

8月の終戦記念日は過ぎた。けれど、平和を願うのは8月だけじゃない。毎日、毎日、「平和を願って、平和を目指して…〇〇〇〇〇」。

Ak. 2021.8.19