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飛行機が発明されて間もない1910年、英国の新聞王がロンドン・パリ間の飛行機レースを開催することになった。賞金は、なんと50万ポンド!自慢の飛行機をひっさげた世界各国ぼ冒険野郎たちが集まってくる。空を飛ぼうという夢を実現させるための機械、奇抜・珍妙な飛行機のオンパレードが何とも楽しい。英国代表は新聞王の娘とその恋人。その二人と三角関係になる米国代表。ドイツ、フランス、イタリアの男たちも、それぞれの国民性が強調されて演じられるのも笑える。強豪とみなされた日本代表のヤマモトもやってきた。当時の日本には、まだまともに飛べる飛行機などなかったのだけど、まあフィクションだから。
英国BBCで放映されたTVシリーズ「空飛ぶモンティ・パイソン」の傑作コントを劇場用にリメイク。現代の狂気や人間の愚かしさなどを笑い飛ばすパロディの数々。レース、冒険、登山、そして軍隊と戦争、どれも英国がリードしてきたものばかり。自虐ではなく、第三者から見ればということを忘れない大人の風刺。けっこう悪のりしているけれど…。
西歴932年、アーサー王はカメロット城へ、聖杯探求の旅に出た。しかし聖杯は、そこにはなかった。果てしない旅が続く。ロビンは森の中で三つの顔を持った騎士に阻まれ、ガラハットはアンスラックス城で、百数名の美女達と一夜を共にしなければならないなど、ハプニングの連続。聖杯のありかを知っているという老魔法使いに出会い、怪獣の住む洞窟に行く。ダイナマイトを投げ込み、中で古代語が刻まれた石を発見した。勝者のみが渡れる“死の橋”を超え、魔法のボートに乗ってアール城に向かったのだが…。アーサー王一行がどうなったかは、想定外のエンディングにより、結局わからずじまいになる。
英国で大人気を博したTV番組「空飛ぶモンティ・パイソン」の放送終了後、彼らが制作した、アーサー王の聖杯探求の物語をパロディ化したシュールでファンタジックな傑作コメディ映画。
ローマ時代、ユダヤで一人の男の子がかいば桶の中で誕生。東方から来た三賢人は救世主だと信じたが、実は普通の子でしかなかったことで、この子(ブライアン)の悲劇が始まる…。イエス・キリストの偉大な生涯をパロディ化した映画だが、キリスト教国だからといって「不謹慎」だとか「不敬」とは言わず、可笑しければアハハと屈託なく笑うところに、英国をはじめ欧州諸国が大人であることを感じさせる。
モンティ・パイソンの劇場用映画第4弾。今回は「生きる意味」についてマジメに考えて見ようという共通のテーマを揚げ、宗教と性、臓器移植、食べること等、人間の誕生から死までの各場面をブラックユーモアたっぷりに描く7編のスケッチが展開される。
中世のドイツ。少女にせがまれた男爵が、攻め寄せるトルコ軍を撃退するために、昔の仲間を探しに旅立つ…。ほら男爵ことミュンヒハウゼンの活躍を描いた冒険譚を、『モンティ・パイソン』の顔ぶれがパロディ化。美しい映像の中で繰り広げられる奇想天外な冒険。貝殻の中から現れるお姫様との幻想的なロマンス、韋駄天、怪力、千里眼、地獄耳の小人など個性的な家来たちが登場し、派手なスペクタクル、楽しさも豪華さも満載の夢物語が最後まで展開される。巨額な制作費の割りには興行的にうまくいかず、大赤字だったとか…。
英国の諜報機関MI7のエース、エージェント1号が任務遂行中に死亡した。その葬儀に、今度は爆弾テロが起こり、参列していた腕利きエージェントたちが全員死亡。そんな時に限って、英国存亡がかかった重大事件が起こる。やむなく、唯一の生き残りである内勤の男ジョニー・イングリッシュをエージェントに据えざるを得なくなった当局。そもそも、ジョニーの誤情報がエージェント1号の死亡原因だったし、葬儀中の警備も彼の担当だった…。彼で本当に大丈夫なのか?大ヒットした『Mr.ビーン』のローワン・アトキンソン主演による、スパイ・アクションのパロディ。敵役にジョン・マルコヴィッチを配するなど、なかなか贅沢な布陣だ。
5年前は諜報機関MI7のトップ・エージェントだったジョニー・イングリッシュ。モザンビークで大失態を演じ、今はチベットの僧院で修行中の身である。そんな彼を、再びMI7が招請。すっかり様変わりしたMI7に戻ったジョニーに、新しいボスであるペガサスが、中国首相の暗殺計画を阻止せよとの極秘ミッションを与える。新人諜報員タッカーを助手に、情報収集のため香港へと向かうのだったが…。ジリアン・アンダーソンやBBC制作のTVドラマ『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンを演じたドミニク・ウェストなど、共演は今回も豪華だ。
サイバー攻撃によって、英国諜報機関MI7の現役エージェント全員の情報が漏洩。活動停止に追い込まれてしまったMI7は、最後の頼みの綱として、既に現役を引退していたジョニー・イングリッシュを呼び戻す。犯人を特定するための極秘ミッションが下され、かつての相棒ボフとともに犯人追跡に乗り出すジョニー。しかし、アナログ時代しか知らない彼の前に、デジタル・テクノロジーという難敵が立ちはだかる。某国のエージェントを演じるオルガ・キュリレンコやエマ・トンプソンの英国首相など、共演者もなかなか。